タイ人が話した言葉を耳で聞き取れても、 タイ文字が分からないため、辞書で調べられなかったことはありませんか。
一般的なタイ日辞典は、タイ文字から単語を探すものが中心です。 そのため、タイ文字をまだ十分に読めない初心者には、使いにくいことがあります。
そんなときに便利なのが、岡滋訓さんの 「音からタイ語を探せる辞書」です。
私は次の2冊を実際に購入して使いました。
- 『音で引く・タイ日実用辞典』
- 『音で引く・タイ語検索Book』
どちらも便利ですが、特徴と向いている人が異なります。
初心者が最初の1冊を選ぶなら、私は 『音で引く・タイ語検索Book』をおすすめします。
語彙や関連表現まで詳しく調べたい人には、 『音で引く・タイ日実用辞典』が向いています。
2冊の違いを比較
| 比較項目 | 音で引く・タイ語検索Book | 音で引く・タイ日実用辞典 |
|---|---|---|
| 探しやすさ | 聞こえた音のまま探しやすい | 検索部分と辞書部分を使い分ける場合がある |
| 情報量 | 日常会話には十分 | 語彙や関連表現が豊富 |
| 持ち運び | 比較的持ち運びやすい | 厚く、外出時の携帯には不向き |
| 向いている人 | 初心者、日常会話を目指す人 | 詳しく調べたい中級者以上 |
| 私ならどちらを選ぶか | 最初の1冊ならこちら | 学習が進んだら追加 |
「音で引く辞書」が初心者に便利な理由
タイ語学習を始めたばかりの時期は、 耳で聞いた音とタイ文字がまだ結び付いていません。
例えば、会話の中である単語が 「サンパート」のように聞こえたとします。
音は何となく分かっても、タイ文字が分からなければ、 普通のタイ日辞典では調べられません。
音で引く辞書なら、日本人の耳に聞こえた音を手掛かりにして、 ローマ字に近い感覚で単語を探せます。
タイ文字を完全に覚える前でも使えるため、 会話やリスニングを中心に勉強している人にも便利でした。
『音で引く・タイ語検索Book』を使った感想
2冊のうち、比較的小さく、検索に特化しているのが 『音で引く・タイ語検索Book』です。
表記が多少違っても探しやすかった
私が特に便利だと感じたのは、 自分の聞き取りやローマ字表記が多少ずれていても、 単語を探しやすかったことです。
例えば、実際には「SAMPAAT」に近い音でも、 自分には「SANPAAT」のように聞こえることがあります。
タイ語初心者が、最初から正確な発音記号で検索するのは難しいものです。
この本は、日本人がどのように聞き間違えやすいかも考慮して探せるため、 聞こえた単語の正体を調べたいときに役立ちました。
日常会話を目指すなら十分な情報量
大きな辞典と比較すると、関連語や詳しい説明は少なくなります。
それでも、初心者が日常会話で耳にした単語を調べる目的なら、 私は十分に使えると感じました。
最初から情報量が多すぎる辞書を使うより、 目的の単語へ早くたどり着ける方が、学習を継続しやすい場合もあります。
比較的持ち運びやすい
大型の辞典よりも持ち運びやすいため、 語学学校や外出先で使う場合にも向いています。
タイ人との会話中に分からなかった言葉をメモし、 後からこの本で調べるという使い方ができます。
『音で引く・タイ日実用辞典』を使った感想
もう一冊が、情報量の多い 『音で引く・タイ日実用辞典』です。
語彙と関連表現を詳しく調べられる
この辞典の強みは、単語の意味だけでなく、 関連する語句や表現まで詳しく調べられることです。
一つの単語をきっかけに、 同じ場面で使う言葉や関連語まで学びたい人には便利です。
単語の意味を一つ確認して終わるのではなく、 語彙を広げながら本格的に勉強したい人に向いています。
単語によっては二段階で探す
私が使った際には、聞こえた音を前半の辞書部分で直接探しても、 すぐには見つからないことがありました。
その場合は、先に後半の検索部分で正確な表記を確認し、 その表記を使って前半の詳しい辞書部分を引きます。
1.聞こえた音を後半の検索部分で探す
2.正しいローマ字・発音表記を確認する
3.確認した表記を使って前半の辞書部分を引く
4.意味、関連語、用例を詳しく確認する
一度で目的の情報へたどり着けないことはありますが、 最終的に得られる情報量は多いと感じました。
持ち運びより自宅学習向き
内容が充実している分、厚さと重さがあります。
毎日バッグに入れて持ち歩くより、 自宅や学習机に置いて使う辞書として向いています。
初心者はどちらを買えばいい?
私が2冊をすべて失くしてしまい、 どちらか一冊だけを買い直すとしたら、 『音で引く・タイ語検索Book』を選びます。
理由は、次の3点です。
・表記が多少ずれていても見つけやすい
・日常会話の学習には十分な情報量がある
タイ語を始めたばかりで、 「まず聞こえた単語の意味を知りたい」という人には、 検索Bookの方が使いやすいと思います。
一方、すでに基本的なタイ語を学んでいて、 一つの単語から関連語や用例まで詳しく調べたい人には、 タイ日実用辞典が向いています。
2冊とも買う価値はある?
予算に余裕があり、本格的にタイ語を続ける予定なら、 2冊を使い分ける方法もあります。
| 使用場面 | 使う本 |
|---|---|
| 聞こえた単語を素早く探す | 音で引く・タイ語検索Book |
| 意味や関連語を詳しく調べる | 音で引く・タイ日実用辞典 |
| 語学学校や外出先で使う | 音で引く・タイ語検索Book |
| 自宅で本格的に学習する | 音で引く・タイ日実用辞典 |
ただし、最初から2冊買う必要はありません。
初心者は検索Bookを使い、 より詳しい情報が必要になった時点で、実用辞典を追加する方法でも十分です。
辞書で調べた単語を会話で使う方法
辞書で意味を調べただけでは、 会話中にすぐ使えるようにはなりません。
私は、会話中に言えなかった言葉をミニノートへ記録し、 後から辞書で調べて、何度も声に出しました。
そして、次に同じような場面が来たときに、 調べた言葉を実際に使うようにしました。
まとめ
→ 音で引く・タイ語検索Book
語彙や関連表現を詳しく学びたい
→ 音で引く・タイ日実用辞典
迷って一冊だけ選ぶ
→ 私なら音で引く・タイ語検索Book
タイ語の音を聞き取れても、 単語の意味を調べられなければ、そこで学習が止まってしまいます。
音から探せる辞書を一冊持つことで、 実際の会話やリスニングで出会った言葉を、 自分の語彙として増やしやすくなりました。
※書籍の価格、在庫、新品・中古品の取扱状況は変動します。購入前に販売ページでご確認ください。
※当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。商品リンクを通じて購入された場合、運営者に紹介料が入ることがあります。