2017年8月1日火曜日

【実体験レビュー】「まさか」をタイ語で言えますか?|内容・使い方・購入時の注意点

タイ語の基本的なあいさつや注文は言えるようになった。

しかし、驚いたとき、困ったとき、相手の話を疑ったときに、とっさの一言が出てこない。

私もタイ語を勉強している中で、教材に載っている基本文は読めても、実際の会話で気持ちを自然に表すことが難しいと感じていました。

そこで繰り返し使ったのが、CD付き教材の「まさか」をタイ語で言えますか?です。

最初に読んだときよりも、音読を繰り返すほど良さが分かってきた本でした。

ただし、誰にでも最初の一冊としておすすめできる本ではありません。

また、中古品を購入する場合は、価格だけでなく、音声CDが付属しているかも確認する必要があります。

先に結論

この本が向いているのは、タイ語の基本を少し学び、次のような会話力を身につけたい人です。

  • 驚きや戸惑いをタイ語で表したい
  • 教科書的な例文から一歩進みたい
  • 日常会話で使われる短い表現を増やしたい
  • 普通に近い速度のタイ語を聞く練習がしたい
  • 音声を聞きながら繰り返し音読したい

反対に、タイ語をまったく勉強したことがない人の最初の教材としては、少し進めにくい可能性があります。

中古価格が高騰している場合は無理に買わず、価格とCDの有無を確認してから判断するのがおすすめです。

「まさか」をタイ語で言えますか?はどんな本?

「まさか」をタイ語で言えますか?は、日本人が日常生活で使う短い表現や反応を、タイ語でどのように伝えるか学ぶための教材です。

一般的な入門書では、次のような基本表現を最初に学びます。

  • こんにちは
  • ありがとう
  • いくらですか
  • これをください
  • どこへ行きますか

もちろん、こうした表現は必要です。

しかし、実際の会話では、情報を伝えるだけでなく、自分の感情や反応も言葉にします。

  • まさか
  • やっぱり
  • それは困った
  • 仕方がない
  • そんなはずはない
  • どうしよう

このような日本語は、辞書で単語を一つ調べただけでは、自然なタイ語にしにくい場合があります。

誰に対して、どのような状況で、どのような気持ちを込めて言うのかによって、使う表現が変わるからです。

この本の良さは、日本語の単語を一対一でタイ語へ置き換えるのではなく、会話の状況と一緒に表現を学べるところにあります。

実際に使って感じた3つの良さ

1.教科書だけでは増やしにくい「反応の言葉」を学べる

タイ語の初級教材を勉強すると、注文、移動、自己紹介などに必要な基本文を身につけられます。

ただ、それだけでは、相手の話を聞いたときの反応が単調になりがちです。

私も、相手の話を理解できても、返せる言葉が少なく、笑ったり、うなずいたりするだけで終わることがありました。

この本で扱われているのは、長い説明文よりも、会話の中でとっさに使いたくなる表現です。

こうした短い反応を増やすと、タイ語の会話が、質問と回答の繰り返しだけではなくなります。

2.音読を繰り返すほど使い方が分かってくる

私がこの本を最初に読んだときは、便利な表現が載っている教材という印象でした。

しかし、繰り返し音読していくと、単語の意味を覚えるだけでは足りないことが分かってきました。

大切なのは、

  • どのような出来事の後に言うのか
  • 驚き、疑い、困惑など、どの気持ちを表すのか
  • 親しい相手と丁寧な場面でどう変わるか
  • 文章全体をどのような調子で発音するか

という部分です。

一度読んだだけでは覚えにくい本ですが、繰り返すほど表現の使い方が見えてきます。

私にとっては、読むたびに新しい発見がある、いわゆる「スルメ本」でした。

3.付属音声を使って普通の会話速度に慣れられる

私が特に役立ったと感じたのは、付属していた音声です。

ゆっくり一語ずつ読むだけの音声ではなく、実際の会話を意識した速度で収録されていました。

最初は速く感じ、文章を見れば意味が分かるのに、音声だけではすぐに理解できない部分もありました。

そこで私は、次の順番で練習しました。

  1. 文字を見ずに音声を聞く
  2. 教材を開いて意味を確認する
  3. 音声を聞きながら文章を読む
  4. 意味を意識して自分で音読する
  5. 教材を閉じて、もう一度音声を聞く

音読した後にもう一度聞くと、最初は一続きだった音から、単語の境目が分かるようになることがありました。

▶ 聞く→読む→聞く「サンドイッチ練習」の詳しい方法

この本が向いている人・向いていない人

向いている人 向いていない可能性がある人
基本的なタイ語会話を少し学んだ人 タイ語を初めて学ぶ人
自然な反応や短い表現を増やしたい人 文字や文法を順番に体系的に学びたい人
音声を何度も聞いて音読できる人 音声を使わず、読むだけで進めたい人
短い表現を実際の会話で試せる人 旅行用の最低限のフレーズだけ知りたい人
同じ教材を繰り返し使える人 一度読んだら次の教材へ進みたい人

この本は、タイ語の文字、発音、文法をゼロから順番に教える入門書とは役割が異なります。

最初に基礎教材を一冊学び、その後で会話の表現を広げるために使う方が、内容を生かしやすいと感じました。

▶ 初心者向けを含む、実際に使ったタイ語教材7冊

私が行った1日10分の使い方

仕事をしながら勉強していたため、毎日長時間取り組めたわけではありません。

私が行っていたのは、1日10分程度の短い音読です。

時間 行うこと
1分 教材を見ずに音声を聞く
2分 日本語の意味と使われる状況を確認する
2分 音声と一緒に読む
3分 状況を想像しながら自分で音読する
1分 教材を閉じて、もう一度音声を聞く
1分 今日覚えたい表現を一つ選ぶ

一日に何ページも進める必要はありません。

一つの表現について、意味、使う状況、音の流れまで理解する方を優先します。

音読するときは日本語を思い出すだけで終わらせない

教材の日本語を見て、対応するタイ語を暗記するだけでは、実際の会話で出てこないことがあります。

私は、音読するときに場面を想像するようにしました。

例えば、「まさか」という日本語でも、状況は一つではありません。

  • 予想外の話を聞いて驚いた
  • 相手の話が信じられない
  • 起こるはずがないと思っている
  • 自分がそうなるとは想像していなかった
  • 相手の提案を強く否定したい

日本語では同じ「まさか」でも、気持ちや前後の文によって、タイ語での表し方は変わります。

そのため、単語だけを切り離して暗記するのではなく、教材に載っている状況や会話全体と一緒に覚えます。

覚えた表現を自分の会話へ移す3段階

1.教材と同じ場面を想像して音読する

最初は教材に掲載されている場面のまま練習します。

登場人物が、誰に、どのような気持ちで話しているのかを考えます。

文字を正確に読むだけでなく、驚き、困惑、納得などの感情も意識します。

2.自分の経験に近い場面へ置き換える

次に、自分が同じ反応をしそうな場面を考えます。

  • 友人から予想外の報告を聞いた
  • 店の値段が想像以上に高かった
  • 予定が突然変更された
  • 家族から驚く話を聞いた
  • 仕事で予想外の問題が起きた

教材の文章を勝手に変更するのではなく、まず「どの場面で使えそうか」を考えるだけでも構いません。

3.実際の会話で一つだけ使う

一冊の表現をすべて覚えてから使おうとすると、なかなか実践へ進めません。

その日に覚えた中から、一つだけ使う表現を決めます。

実際に使えなかった場合は、次の内容をノートへ残します。

  • どのような場面だったか
  • なぜ言えなかったか
  • どこまで思い出せたか
  • 相手がどのように返答したか

使えなかった経験も、次回の練習材料になります。

中古で購入するときに確認したいこと

この本は、Amazonなどで新品や中古品の在庫状況、販売価格が変わる可能性があります。

価格だけを見て、すぐに購入しない方が安全です。

購入前の確認項目

  • 音声CDが付属しているか
  • CDに大きな傷がないか
  • 書き込みの有無
  • 送料を含めた総額
  • 出品者の評価
  • 返品条件
  • 価格が極端に高くなっていないか

特に、この本の良さを生かすには音声が重要です。

中古商品の説明に「CDなし」「付属品なし」と書かれていないか、よく確認してください。

※以下にはAmazonアソシエイトの広告リンクを含みます。

▶ Amazonで「まさか」をタイ語で言えますか?の在庫と価格を確認する

中古価格が高すぎる場合は、この本だけにこだわる必要はありません。

購入費用を別の音声付き教材やオンライン会話へ使った方が、学習効果が高くなることもあります。

高額でも買うべき?私の判断

私自身は、この本を繰り返し音読し、良い教材だと感じました。

ただし、良い本だからといって、どのような価格でも買うべきだとは思いません。

購入を考える場合は、次の順番で判断するのがおすすめです。

  1. 基本的なタイ語教材を一冊終えているか
  2. 自然な短い表現を増やしたいか
  3. 音声を使って繰り返し練習する予定があるか
  4. CD付きの商品を見つけられたか
  5. 現在の販売価格に納得できるか

本棚へ置いて一度読むだけなら、高い中古価格を払う価値は感じにくいと思います。

反対に、CDを聞き、何度も音読し、実際の会話で表現を試す人なら、教材の内容を生かしやすくなります。

この本だけでは補いにくい部分

この本は、自然な短い表現を増やす目的には役立ちました。

一方で、次の内容を順番に学ぶための主教材とは役割が違います。

  • タイ文字の読み方
  • 子音と母音の基本
  • 声調規則
  • 初級文法の全体像
  • 旅行で最低限必要な基本会話
  • 単語を調べるための辞書の使い方

分からない単語や細かな意味が出てきたときは、辞書を併用します。

私は、音で調べられるタイ語辞書も使いながら、納得できない言葉を一つずつ確認していました。

▶ 音で引けるタイ語辞書2冊を実際に比較した記事

この本を使うときの失敗例

一度読んだだけで終わる

短い表現は簡単に見えるため、読めば覚えたように感じます。

しかし、日本語を見ず、場面だけからタイ語を言えるか確認すると、意外に出てこないものです。

翌日、3日後、1週間後にも復習します。

日本語とタイ語を一対一で暗記する

同じ日本語でも、会話の状況や気持ちによってタイ語表現が変わることがあります。

単語カードのように訳だけを覚えず、前後の会話も確認します。

音声を聞かずにカタカナだけで覚える

タイ語は、声調や母音の長さが重要です。

カタカナは読み始めるための補助になりますが、正確な発音を完全には表せません。

本に記載された発音表記と付属音声を使って確認します。

自分では一度も使わない

教材の文章を言えることと、実際の会話で使えることは同じではありません。

覚えた表現を、どの場面で使うのか決めておきます。

高値だから優れた教材だと思い込む

中古価格は、内容の良さだけで決まるわけではありません。

在庫の少なさや出品状況によって、高くなる場合があります。

販売価格と教材としての価値は分けて判断します。

私の評価|繰り返してこそ良さが分かる会話表現集

評価項目 実際に使った感想
会話表現の実用性 基本教材だけでは増やしにくい反応表現を学びやすい
音声 普通に近い速度のタイ語を聞く練習に使えた
初心者の使いやすさ 完全な初心者より、基本を少し学んだ人に向く
繰り返し学習 一度読むより、音読を繰り返すほど良さが分かる
購入しやすさ 在庫、価格、CDの有無を確認する必要がある

私にとっては、タイ語の基本を学んだ後、会話をもう少し自然にするために役立った一冊です。

ただし、現在の価格が高すぎる場合にまで、無理に購入する必要はありません。

まとめ|価格より「繰り返し使えるか」で判断する

「まさか」をタイ語で言えますか?は、日常会話で使う短い反応や、気持ちを表す表現を学べる教材です。

私が良いと感じた点は、次のとおりです。

  • 教科書だけでは増やしにくい反応表現を学べる
  • 会話の状況と一緒に覚えられる
  • 音声を使ったリスニング練習ができる
  • 短い時間でも音読を続けやすい
  • 繰り返すほど表現の使い方が分かってくる

一方、購入前には次の点を確認します。

  • 完全な初心者向けの最初の一冊ではない
  • 中古価格は変動する
  • CDが付属しているか確認する
  • 高値なら無理に購入しない
  • 買った後に音声と音読を繰り返せるか考える

良い教材も、買っただけではタイ語力につながりません。

一日に10分でも、音声を聞き、意味を理解して音読し、実際の会話で使ってみることで、教材が自分のタイ語へ変わっていきます。

▶ この本以外も含め、実際に使ったタイ語教材7冊を見る

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