2014年11月28日金曜日

タイ文字を読む練習方法|タイの商品パッケージを教材にする5ステップ

タイ文字を教材の中では読めても、 街中の看板や商品パッケージになると、 急に読めなくなることがあります。

私もタイ文字を独学していた頃、 一覧表の文字は少しずつ覚えられても、 実際の商品に書かれたタイ文字をすぐには読めませんでした。

教材と商品パッケージでは、 文字の大きさ、色、書体、配置が異なるからです。

そこで、タイのコンビニやスーパーで商品を見つけたときに、 パッケージのタイ文字を短い読解問題として使うようにしました。

今回は、タイのコンビニで見つけたウーロン茶を例に、 商品パッケージでタイ文字を練習する方法を紹介します。

先に結論

商品パッケージを使うときは、 最初からすべてを翻訳しようとしません。

1.短くて大きな文字を選ぶ
2.知っている文字を探す
3.単語を区切って声に出す
4.辞書で意味を確認する
5.翌日もう一度読む

という順序で練習します。

商品パッケージがタイ文字学習に向いている理由

教材には、初心者が読みやすい文字や単語が 整理された状態で掲載されています。

これは基礎を学ぶために必要ですが、 実際の生活で見るタイ文字は、教材と同じ形では出てきません。

商品パッケージには、

  • 商品名
  • 味や香り
  • 砂糖の有無
  • 内容量
  • 原材料

など、実生活で使われるタイ語が書かれています。

最初は一つの単語しか読めなくても、 教材で覚えた文字が実物の中にあると分かるだけで、 タイ文字が現実の言葉として感じられるようになりました。

ウーロン茶で実際に読んだタイ文字

私がタイのコンビニで見つけたのは、 ウーロン茶のペットボトルでした。

パッケージには、次のタイ語が書かれていました。

ชาอู่หลง
chaa ùu-lǒng
ウーロン茶

この言葉は、次のように分けて考えられます。

タイ語 読み方の目安 意味
ชา chaa お茶
อู่หลง ùu-lǒng ウーロン

最初から商品全体の文章を読めたわけではありません。

まず、すでに知っていた文字や 「ชา(お茶)」のような短い単語を探しました。

一部分でも読めると、 その商品が何なのかを推測しやすくなります。

ステップ1.短くて大きな文字を選ぶ

商品には、細かな説明や原材料表示まで、 多くのタイ文字が書かれています。

しかし、初心者が最初から裏面の細かな説明を読むのは大変です。

まずは、正面に大きく書かれた商品名や味の名前を選びます。

最初に選びやすい文字

・商品名として大きく書かれている

・一行または二行で短い

・商品の絵や中身から意味を推測できる

・すでに知っている文字が含まれている

・装飾が強すぎず、文字の形を確認できる

最初は、飲み物、お菓子、調味料など、 中身を見て意味を推測しやすい商品がおすすめです。

ステップ2.知っている文字を探す

商品名を見たら、 すぐにスマートフォンや辞書で答えを調べません。

まず、自分がすでに覚えている子音字や母音を探します。

単語全体を読めなくても構いません。

「この子音字は見たことがある」 「この母音記号は前に学んだ」 という部分を見つけます。

確認する順序

1.分かる子音字を探す

2.母音記号の位置を見る

3.似た文字と取り違えていないか考える

4.単語の区切りを予想する

5.分かる範囲で声に出す

知っている文字を商品から一つ見つけるだけでも、 教材で学んだ知識を実物の中で確認する練習になります。

ステップ3.単語を区切って声に出す

タイ語は、日本語の文章のように、 単語ごとに必ず空白が入るわけではありません。

そのため、複数の言葉が続いていると、 初心者にはどこで区切るのか分かりにくいことがあります。

商品の絵や、すでに知っている単語を手掛かりに、 言葉のまとまりを予想します。

今回の例なら、

ชา | อู่หลง

と区切って考えます。

最初から完璧な発音を再現できなくても、 一度自分なりに読んでから正解を確認します。

先に答えを見てしまうと、 本当に自力で読めたのか分かりにくくなるからです。

ステップ4.辞書や検索で正解を確認する

自分で読んでみた後に、 辞書や検索を使って意味と発音を確認します。

確認するときは、意味だけでなく、 次の点も見ます。

  • 単語の正しい区切り
  • 子音字と母音の組み合わせ
  • 声調
  • 自分の読み方との違い
  • 同じ言葉が使われる別の場面

間違って読んでいた場合も、 読む前から答えを見た場合より、 どこを間違えたのかが分かりやすくなります。

タイ文字を十分に読めない段階では、 耳で聞こえた音から引ける辞書も役立ちました。

ステップ5.写真やノートへ記録して翌日読む

その場で一度調べただけでは、 翌日には読み方を忘れることがあります。

私は、気になったタイ文字を写真やメモに残し、 後でもう一度確認するようにしました。

記録する項目

・商品や看板の写真

・タイ語の表記

・自分が最初に予想した読み方

・確認後の読み方

・日本語の意味

・間違えた文字や声調

翌日は、日本語訳を先に見ず、 タイ文字だけを見てもう一度読みます。

すぐに読めなければ、 前日に間違えた部分だけを確認します。

同じ商品を何度も見ることで、 その中にある文字や単語を覚えやすくなりました。

飲料パッケージで見つけやすいタイ語

飲料の商品では、 次のような短い言葉を見つけることがあります。

タイ語 読み方の目安 意味
ชา chaa お茶
น้ำ náam 水、飲み物
หวาน wǎan 甘い
ไม่หวาน mâi wǎan 甘くない
น้ำตาล náam-taan 砂糖
ไม่มีน้ำตาล mâi mii náam-taan 砂糖がない、無糖

商品によって表現は異なります。

パッケージの日本語や英語だけで判断せず、 実際に書かれているタイ語を辞書や信頼できる情報で確認してください。

1商品5分の練習方法

商品パッケージの学習に、 毎回長い時間を使う必要はありません。

時間 練習内容
1分 大きく書かれた短い単語を一つ選ぶ
1分 知っている文字と母音を探す
1分 意味を見ず、自分で声に出して読む
1分 辞書や検索で読み方と意味を確認する
1分 ノートへ書き、もう一度発音する

一日に一商品、一単語だけでも構いません。

買い物をするたびに短い読解を行えば、 新しく勉強時間を作らなくてもタイ文字に触れられます。

日本にいても商品パッケージ学習はできる

日本では、タイのコンビニ商品を毎日見ることは難しいかもしれません。

その場合は、次のような素材を利用できます。

・タイ食材店の商品

・タイ料理店のメニュー

・以前タイで撮影した商品写真

・タイの商品メーカーの公式ページ

・タイ語絵本の表紙

・タイ旅行で買った食品や日用品

画像を使う場合は、 自分で撮影した写真や、利用条件を確認できる画像を使います。

知らない商品を大量に集めるよりも、 一つの商品を繰り返し読んだ方が、 最初は取り組みやすいと思います。

商品を読むときに失敗しやすいこと

1.最初から全部翻訳しようとする

裏面の細かな説明まで読もうとすると、 分からない言葉が多く、負担になります。

最初は、正面に大きく書かれた一語だけで十分です。

2.先に日本語や英語を見る

意味を先に知ると、 タイ文字を自力で読まなくても分かった気になります。

まずタイ文字だけを見てから答えを確認します。

3.カタカナだけで覚える

カタカナは読み方を思い出す補助になりますが、 タイ語の音や声調を完全には表せません。

カタカナだけで終わらせず、 音声や発音表記でも確認します。

4.一度調べて終わる

その場で理解できても、 数日後には忘れることがあります。

翌日と一週間後に、タイ文字だけを見てもう一度読みます。

5.装飾文字を正式な形だと思い込む

商品名には、通常の教材とは異なる装飾書体が使われることがあります。

形が分かりにくいときは、 辞書や標準的な書体と見比べます。

基礎練習と実物練習を組み合わせる

商品パッケージを読む練習だけでは、 子音字、母音、声調規則を体系的に学ぶことは難しい場合があります。

教材で基礎を学び、 商品や看板で実際に使われている文字を読む、 という使い分けが効果的でした。

まとめ

商品パッケージは、 教材で覚えたタイ文字を実生活で試せる身近な練習素材です。

1.短くて大きな商品名を一つ選ぶ

2.知っている文字を探す

3.意味を見る前に声に出して読む

4.単語の区切りを予想する

5.辞書で発音と意味を確認する

6.写真やノートへ記録する

7.翌日、タイ文字だけを見てもう一度読む

最初から商品に書かれた文章をすべて読む必要はありません。

私も最初は、 「ชา(お茶)」のような短い言葉を見つけるところから始めました。

教材で覚えた一文字が、 実際の商品から見つかっただけでも、 タイ文字を学んだ成果を感じられます。

買い物や食事の時間を短い読解練習へ変えることで、 特別な勉強時間を増やさずに、 タイ文字に触れる回数を増やせました。

※商品の表記やパッケージは変更される場合があります。発音や意味は、辞書や信頼できる教材で確認してください。

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