タイ文字を学んでいると、 「この文字、前に覚えた文字と似ている」 と感じることがあります。
私も独学を始めた頃、タイ文字を一つずつ覚えているうちに、 似た形の文字が増えて混乱するようになりました。
新しい文字だけを見て先へ進むと、 前に覚えた文字との違いが曖昧になり、 後からどちらも読めなくなることがあります。
そこで私が行ったのが、 似ている文字が出てきたら、前の文字へ戻って並べて比較する方法です。
似ているタイ文字は、別々に丸暗記するよりも、 2~4文字を同じページに並べて、違う部分を比較した方が整理しやすくなります。
特に、丸の位置、線の向き、長さ、文字名、発音を 一緒に確認するのがポイントです。
タイ文字を順番に覚えるだけでは混乱した
私は最初、教材に出てくる順番どおりに、 タイ文字を裏紙へ書いて練習していました。
限られた時間の中で、できるだけ多くの文字を進めようとしていたため、 一文字を書いたら、すぐ次の文字へ移っていました。
しかし、学習する文字が増えるにつれて、
「これと似た文字を前にも見た気がする」
という場面が増えてきました。
その感覚を無視して先へ進むと、 前に覚えた文字まで曖昧になります。
反対に、いったん前のページへ戻り、 似ている文字を並べて確認すると、 「同じように見えていたけれど、ここが違う」と気づけました。
似ている文字は「違い」を覚える
似ているタイ文字を、一文字ずつ完全に別のものとして覚えようとすると、 私には負担が大きく感じられました。
そこで、文字全体を丸暗記するのではなく、 似た文字同士の違いだけを探すようにしました。
・丸い部分がどこにあるか
・線が上と下のどちらへ伸びているか
・外側へ開いているか、内側へ曲がっているか
・長い線と短い線の位置
・文字名と発音がどう違うか
・同じ文字グループか、異なるグループか
「形が似ている」と感じたら、 何となく眺めるだけではなく、 違うところを言葉で説明します。
例えば、
- こちらは線が上へ伸びている
- こちらは丸の後ろ側が長い
- こちらは右側が開いている
というように、自分が分かる表現で構いません。
正式な書体の説明を暗記することよりも、 自分が二つを見分ける手掛かりを持つことを優先しました。
私が行った5ステップの比較復習法
ステップ1.似ていると感じたら止まる
新しい文字を学んでいる途中で、 「前にも似た文字があった」と感じたら、 そのまま先へ進まないようにします。
時間がないと、戻る作業を省きたくなります。
しかし、その場で数分戻った方が、 後から混乱した文字をすべて覚え直すよりも楽でした。
ステップ2.前に学んだ文字を探す
教材やノートを戻り、 似ていると感じた文字を探します。
すぐに見つからない場合は、 似ている文字専用のページへ新しい文字だけ記録し、 後から見つけたときに追加します。
ステップ3.同じ大きさで横に並べる
比較したい文字を、 ノートの同じ行に、できるだけ同じ大きさで書きます。
大きさが極端に違うと形を比較しにくいため、 少し大きめにそろえて書きます。
文字A | 文字B
違い:____________
文字名:____|____
発音:_____|____
覚える手掛かり:________
ステップ4.違う部分に印を付ける
文字を並べたら、 異なる部分を丸で囲んだり、矢印を付けたりします。
色を使わなくても構いません。 鉛筆やボールペンで、 違う部分がどこか分かる印を付けます。
単に文字を何度も書くよりも、 「どこを見れば区別できるか」を意識しながら書く方が、 私には効果的でした。
ステップ5.順番を変えてテストする
並べて覚えた後は、 教材に掲載されていた順番のまま確認するだけでは不十分です。
順番を変えて文字を書いたり、 一つだけ見せて読み方を答えたりします。
順番を覚えているだけなのか、 本当に文字を見分けられているのかを確認できます。
「混同文字ノート」を1冊作る
普通の練習ノートとは別に、 間違えやすい文字だけを集めたページを作ると便利です。
私の場合、すべてのタイ文字を毎回復習するより、 自分が混同した文字だけを確認する方が効率的でした。
| 記録する項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 似ている文字 | 2~4文字を横に並べる |
| 形の違い | 丸、線、向き、長さなど |
| 文字名 | 教材の表記を確認して書く |
| 発音 | 音声を聞いて確認する |
| 間違えた日 | 同じ間違いの回数を把握する |
| 覚え方 | 自分だけの短い見分け方を書く |
ノートの最初から順番に書く必要はありません。
間違えた組み合わせが出てきたときだけ追加します。
しばらくすると、 自分がどの形を混同しやすいのかが分かってきます。
1回10分の復習手順
似ている文字の比較だけで、 毎日長時間勉強する必要はありません。
| 時間 | 行うこと |
|---|---|
| 2分 | 混同文字ノートから1組選ぶ |
| 2分 | 形の違いを声に出して説明する |
| 2分 | 見本を隠して文字を書く |
| 2分 | 文字名と発音を確認する |
| 2分 | 順番を変えてもう一度テストする |
一度で完璧に覚える必要はありません。
間違えた組み合わせは、 翌日、3日後、1週間後にも確認します。
書けるだけでなく、単語の中で読む
文字単体を区別できるようになっても、 単語の中に入ると、再び読めなくなることがあります。
似ている文字を見分けられるようになったら、 教材に載っている短い単語の中でも確認します。
1.文字単体で見分ける
2.文字名と音を答える
3.短い単語の中から見つける
4.単語全体を声に出して読む
5.街中や商品の文字でも探す
ノートの中だけでなく、 看板や商品パッケージで覚えた文字を見つけると、 実際に使える知識へつながります。
無料サイトと教材の使い分け
文字名や読み方をすぐ確認するには、 無料のタイ文字学習サイトが便利です。
一方で、文字を学ぶ順番、復習問題、書く練習まで考えると、 一冊の教材に沿って進める方が管理しやすくなります。
私が使いやすかったタイ文字教材
私がタイ文字の独学に使用し、 復習しながら進めやすいと感じたのが、 『挫折しないタイ文字レッスン』です。
前に学んだ内容が後の練習にも登場するため、 似た文字を再確認する機会を作りやすい教材でした。
よくある失敗
1.似ていると感じても先へ進む
小さな違和感を無視すると、 後から複数の文字が混ざりやすくなります。
一度止まり、前の文字へ戻る方が結果的には近道でした。
2.何十回も書くだけで終わる
回数を増やしても、 違いを意識していなければ見分けられないことがあります。
書く前に、どこが違うのか確認します。
3.教材の順番でしか答えられない
文字の並び順を覚えているだけの場合があります。
順番を変えたり、一文字だけ抜き出したりしてテストします。
4.形だけ覚えて発音を確認しない
文字を書けても、読めなければ実際の単語にはつながりません。
形の比較と一緒に、文字名や音も確認します。
まとめ
私が似ているタイ文字を覚えるときに行った方法は、 次のとおりです。
2.前に学んだ文字を探す
3.同じ大きさで横に並べる
4.違う部分に印を付ける
5.形の違いを自分の言葉で説明する
6.順番を変えてテストする
7.短い単語の中でも見分ける
似ている文字が出てきたときは、 学習が遅れているのではありません。
違いを確認するために前へ戻ることも、 タイ文字を定着させる大切な学習です。
急いで先へ進むより、 混同した文字を一組ずつ整理する方が、 私には結果的に効率のよい方法でした。
※文字名や発音は、信頼できる教材や音声で必ず確認してください。
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