2023年2月26日日曜日

タイ語を早く話せるようになる勉強法|独学で遠回りを減らす7ステップ

タイ語をこれから勉強するなら、 できるだけ早く話せるようになりたいと思うのは当然です。

私も独学を始めた頃は、 単語、タイ文字、リスニング、教材など、 何から手を付ければよいのか分かりませんでした。

勉強しているのに会話では言葉が出てこず、 教材を変えたり、学習が止まったりした時期もあります。

その後、実際の会話で言えなかった言葉を記録し、 調べ、声に出し、次の会話で使う方法を続けたことで、 日常会話に必要な表現が増えていきました。

この経験から感じたのは、 タイ語を早く話せるようになるために必要なのは、 特別な裏技ではないということです。

大切なのは、 自分が本当に使う言葉を選び、聞く・話す・思い出す練習を短い間隔で繰り返すこと でした。

先に結論

タイ語学習の遠回りを減らす7ステップは、次のとおりです。

1.90日後にできるようになりたいことを決める

2.自分が実際に使う単語と短文を優先する

3.短いタイ語音声を繰り返し聞く

4.聞いた表現をその日のうちに声に出す

5.答えを見ずに思い出す

6.翌日・数日後・一週間後に復習する

7.実際の会話や一人会話で使う

「早く習得する」の意味を決める

タイ語を早く習得したいと思っても、 何ができれば習得したことになるのかは、人によって異なります。

タイ旅行で注文や買い物をしたい人と、 タイ人の家族と深い話をしたい人では、 必要な単語も練習方法も違います。

最初に「タイ語が上手になりたい」という目標を、 実際の場面へ置き換えます。

目的 90日後の具体的な目標 優先する練習
旅行 注文、買い物、移動をタイ語で行う 定型表現、数字、聞き取り
日常会話 自分の仕事や予定を3分間話す 自分用の短文、質問と回答
家族との会話 気持ちや理由まで説明する 感情語、理由説明、会話練習
ドラマ理解 短い場面の流れを字幕なしで理解する 自然な音声、口語、音の変化
読み書き 短いメッセージや商品名を読む タイ文字、基本語彙、短文読解

90日間で何を優先するかを一つ決めると、 教材や勉強法を選びやすくなります。

ステップ1.90日後の目標を一つ決める

タイ語学習では、 会話、文字、文法、単語、ドラマ、ニュースなど、 学べるものが数多くあります。

すべてを一度に伸ばそうとすると、 毎日の勉強が分散します。

最初の90日間は、 最も必要な能力を一つ中心にします。

目標の例

悪い例:タイ語を話せるようになる

良い例:自分の仕事、家族、休日について、 タイ語で3分間話せるようになる

何を勉強したかではなく、 何ができるようになったかで確認します。

ステップ2.自分が使う言葉を優先する

単語帳を最初から順番に覚える方法もあります。

しかし、覚えた単語を使う場面がなければ、 会話中に思い出す機会が少なくなります。

私が特に役立ったと感じたのは、 実際の会話で言えなかった言葉を記録する方法です。

例えば、

・今日は仕事が忙しかった

・明日は早く起きなければならない

・少し心配している

・予定が変わった

・あとで連絡する

というように、自分が本当に言いたかった内容を選びます。

単語だけで覚えるのではなく、 自分が使う短い文にして記録します。

ステップ3.短い音声を繰り返し聞く

リスニングを伸ばしたいからといって、 毎日長いドラマやニュースを流し続けるだけでは、 初心者には聞き取れない部分が多く残ります。

最初は、10秒から30秒程度の短い会話を選びます。

同じ音声を使って、 次の順番で確認します。

短い音声の練習手順

1.文字を見ずに聞く

2.聞こえた言葉をメモする

3.台本や字幕で答えを確認する

4.分からなかった単語を調べる

5.もう一度聞く

6.音声に続いて声に出す

一度で完全に聞き取る必要はありません。

最初は一語しか分からなかった音声から、 二語、三語と聞き取れる部分を増やします。

ステップ4.聞いた表現をその日のうちに話す

タイ語を聞いて理解できることと、 自分で言えることは同じではありません。

聞いて分かった表現でも、 会話中には出てこないことがあります。

そこで、音声や教材で覚えた表現を、 その日のうちに自分の話へ置き換えます。

例文を自分用に変える

教材:今日は学校へ行きます。

自分用:今日は仕事へ行きます。

教材:昨日、友達に会いました。

自分用:昨日、家族と電話で話しました。

完全に新しい文を一から作るより、 覚えた文章の一部分だけを変える方が取り組みやすくなります。

会話相手がいない場合は、 一人で質問と回答を作ります。

一人会話の例

質問:今日は何をしましたか。

回答:今日は仕事をしました。とても忙しかったです。

追加質問:なぜ忙しかったのですか。

回答:会議がたくさんあったからです。

ステップ5.答えを見る前に思い出す

ノートや単語帳を見ながら読むと、 覚えたように感じることがあります。

しかし、会話では答えを見られません。

復習するときは、 日本語や場面だけを見て、タイ語を自力で思い出します。

思い出す練習

1.タイ語の答えを隠す

2.日本語または場面を見る

3.タイ語を声に出す

4.答えを確認する

5.間違えた部分だけ言い直す

すぐに答えが出なくても、 数秒は自分で考えます。

思い出せなかった言葉が、 次に優先して復習する言葉です。

ステップ6.間隔を空けて復習する

一日に同じ文章を何十回も繰り返しても、 数日後には忘れることがあります。

私は、一度に大量に練習するよりも、 日を分けて何度も思い出す方が続けやすいと感じました。

復習の間隔は、厳密でなくても構いません。

復習する時期 確認すること
学習した直後 意味、語順、発音を確認する
翌日 答えを隠して言えるか確認する
3日後 短い会話の中で使う
1週間後 日本語を見てタイ語を言う
2~4週間後 実際の場面を想定して話す

すぐ言えた文章は復習間隔を広げ、 間違えた文章は早めにもう一度確認します。

ステップ7.実際の会話で一度使う

覚えた表現は、 実際の会話で一度使うことを目標にします。

タイ人と話す機会がある場合は、 その日に覚えた言葉を使える話題を自分から出します。

会話相手がいない場合は、

  • 一人で質問と回答を言う
  • スマートフォンへ録音する
  • タイ語日記として書く
  • 短いメッセージを作る

という方法でも、言葉を自分で作る練習ができます。

録音を聞くと、 発音しにくい部分や、途中で止まる場所にも気づけます。

毎日30分のタイ語学習メニュー

忙しい人でも実践しやすいように、 一日の学習を30分に分けます。

時間 学習内容 目的
5分 前日までの表現を、答えを隠して復習する 思い出す力をつける
10分 短いタイ語音声を繰り返し聞く 音と単語を結び付ける
5分 新しい表現を1~3個記録する 自分用の語彙を増やす
5分 自分の生活に合わせて文を変える 会話で使える形にする
5分 一人会話または録音をする 実際に口から出す

30分取れない日は、 前日に覚えた一文を思い出し、声に出すだけでも構いません。

学習を完全に止めないことを優先します。

90日間の独学ロードマップ

期間 中心となる学習 確認すること
1~30日目 自分が毎日使う短文、基本的な質問と回答 短い自己紹介や日常説明ができるか
31~60日目 短い音声、タイ語日記、一人会話 質問に一文以上で答えられるか
61~90日目 自然な速度の音声、理由説明、会話の録音 自分の考えを2~3分間話せるか

90日間で完璧なタイ語を目指す必要はありません。

学習開始時には言えなかった内容を、 どこまで言えるようになったかを確認します。

早く話そうとして遠回りになりやすい勉強

1.教材を次々に変える

新しい教材を始めるたびに、 基本的な内容からやり直すことがあります。

中心となる教材を一つ決め、 足りない部分だけを別の教材で補います。

2.単語だけを大量に覚える

単語の日本語訳だけを覚えても、 会話中にどの語順で使うのか分からないことがあります。

単語は、自分が使う短い文の中で覚えます。

3.聞き流すだけで終わる

タイ語を長時間流していても、 分からない部分を確認しなければ、 同じ場所が分からないまま残ることがあります。

短い音声を選び、 聞こえなかった言葉を確認します。

4.間違いを恐れて話さない

完全な文章を作れるまで待っていると、 実際に話す経験が増えません。

短くてもよいので、 現在知っている表現で伝えます。

5.覚えた日にだけ何度も練習する

学習した直後は言えても、 数日後には思い出せないことがあります。

翌日、数日後、一週間後にも、 答えを見ずに確認します。

6.タイ文字を完璧にしてから会話を始める

タイ文字は重要ですが、 すべてを覚えるまで会話練習を止める必要はありません。

文字学習と会話練習を並行して進めます。

独学教材を選ぶときの基準

教材は、人気や冊数だけでなく、 現在の目標に合っているかで選びます。

教材選びの確認項目

・音声が付いているか

・一回の学習量が多すぎないか

・自分の目的に必要な会話があるか

・復習問題があるか

・実際に声を出す練習ができるか

・毎日開き続けられる難易度か

学習法の根拠として参考にした研究

この記事で取り入れている 「答えを見ずに思い出す」「日を分けて復習する」 という方法は、第二言語の語彙学習でも研究されています。

また、自分で言葉を作る練習は、 理解だけでは気づきにくい不足を見つける機会になります。

まとめ

タイ語を早く話せるようになるために、 特別な教材を大量に集める必要はありません。

私にとって重要だったのは、 実際に言えなかった言葉を記録し、 次の会話で使うことでした。

1.90日後の具体的な目標を決める

2.自分が実際に使う短文を優先する

3.短いタイ語音声を繰り返し聞く

4.覚えた表現を自分の生活へ置き換える

5.答えを隠して声に出す

6.翌日、数日後、一週間後に復習する

7.実際の会話や一人会話で使う

まずは今日、 自分がタイ語で本当に言いたい一文を一つ選びます。

その一文を調べ、声に出し、 明日もう一度、答えを見ずに言ってみてください。

※タイ語の習得速度には、開始時のレベル、学習時間、会話環境、目標などによって個人差があります。

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