タイ語で日記を書けば、毎日の生活に必要な単語や表現を覚えられるのではないか。
私はもともと日本語で日記を書く習慣があり、 その日記をタイ語学習に利用できないかと考えました。
しかし、最初から一日分の日記をすべてタイ語にしようとすると、 調べる単語が多くなり、初心者には大きな負担になります。
そこで始めたのが、 日本語の日記から一番覚えたい一文だけを選び、タイ語にする方法です。
初心者のタイ語日記は、毎日一文だけで十分です。
1.日本語で短く書く
2.簡単な日本語に直す
3.タイ語を調べる
4.声に出して読む
5.翌日にもう一度思い出す
この流れなら、長い日記を書くよりも継続しやすく、 自分の生活で本当に使う表現を増やせます。
タイ語日記で覚えられるのは「自分に必要な言葉」
一般的な単語帳には、 多くの人が使う基本的な言葉が掲載されています。
しかし、自分の仕事、家族、趣味、悩み、 その日に起きた出来事を表す言葉が、 すべて載っているわけではありません。
日記には、自分が実際に経験したことや、 本当に言いたかったことが書かれています。
その一文をタイ語に変えれば、 自分の日常会話で使う可能性の高い表現を学べます。
・今日の仕事について説明する言葉
・家族との出来事を話す言葉
・自分の気持ちを伝える言葉
・明日の予定を話す言葉
・好きな食べ物や趣味を説明する言葉
教材の例文をそのまま覚えるだけでなく、 自分の出来事をタイ語にすることで、 実際の会話へつなげやすくなります。
最初から長いタイ語日記を書かない
日本語の日記をすべてタイ語にしようとすると、 一日に何十個もの単語を調べることになります。
文法や語順も分からず、 一文を完成させるだけで長い時間がかかることもあります。
その状態を毎日続けるのは大変です。
私は、日記全体を翻訳するのではなく、 その日の出来事を表す一文だけを選ぶ方法がよいと考えました。
| 難しい始め方 | 続けやすい始め方 |
|---|---|
| 日本語の日記をすべて翻訳する | 一番覚えたい一文だけ選ぶ |
| 長く複雑な文章をそのまま訳す | 短く簡単な日本語へ直す |
| 完璧なタイ語を書こうとする | 現在の自分が使える表現で書く |
| 書いたら終わりにする | 音読し、翌日に思い出す |
タイ語日記を作る5ステップ
ステップ1.日本語の日記から一文を選ぶ
最初に、その日に書いた日本語の日記から、 タイ語で言えるようになりたい一文を選びます。
特別な出来事でなくても構いません。
・少し疲れた
・家族と電話で話した
・タイ料理を食べた
・明日は早く起きる
自分がタイ人との会話で使いそうな一文を選ぶことがポイントです。
ステップ2.日本語を短く簡単にする
日本語の日記には、 主語や理由、気持ちなどが複雑に含まれていることがあります。
それをそのままタイ語にしようとせず、 初心者でも作れる短い文章へ分けます。
今日は仕事で予想していなかったことがいくつも起こり、 一日中対応に追われたので、とても疲れた。
簡単にした日本語
今日は仕事が忙しかった。
とても疲れた。
一つの長い文を二つか三つへ分けるだけで、 調べる文法が少なくなります。
ステップ3.タイ語を調べて一文を作る
簡単な日本語へ直したら、 辞書、教材、翻訳ツールなどを使ってタイ語を調べます。
ただし、表示された翻訳をそのまま書き写すだけでは、 使われている単語や語順を理解できません。
文を作った後、少なくとも次の3点を確認します。
- どの単語がどの意味に対応しているか
- タイ語ではどの語順になっているか
- 自分が会話で使える長さか
初心者が作りやすい短い例は、次のようなものです。
| 日本語 | タイ語 | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| 今日はとても忙しかった | วันนี้ยุ่งมาก | wan-níi yûng mâak |
| 今日は少し疲れた | วันนี้เหนื่อยนิดหน่อย | wan-níi nʉ̀ai nít-nòi |
| 明日は早く起きる | พรุ่งนี้จะตื่นเช้า | phrûng-níi cà tʉ̀ʉn cháo |
※発音表記は学習用の目安です。実際の発音や声調は音声教材などでも確認してください。
ステップ4.完成した文を声に出す
タイ語日記は、書いて終わりにしません。
完成した一文を、数回声に出して読みます。
私がタイ語の会話力を伸ばすときに重視していたのは、 調べた表現を次の会話で使うことでした。
日記に書いた文章も、 タイ人へその日の出来事を説明するつもりで発音します。
1.タイ文字と発音表記を見ながら読む
2.単語ごとに意味を確認する
3.文全体を続けて読む
4.日本語を見て、タイ語を思い出す
5.日常会話で使う場面を想像して読む
ステップ5.翌日に日本語だけを見て復習する
一度書いた文章でも、 翌日にはタイ語が出てこないことがあります。
次の日は、タイ語の答えを隠し、 日本語だけを見て、前日に作った文を思い出します。
完全に言えなくても構いません。
思い出せなかった単語や語順だけを確認し、 もう一度声に出します。
毎日10分で行うタイ語日記
| 時間 | 取り組むこと |
|---|---|
| 1分 | 日本語の日記から一文を選ぶ |
| 2分 | 短く簡単な日本語へ直す |
| 4分 | 単語と表現を調べて一文を作る |
| 2分 | 完成した文を数回声に出す |
| 1分 | 新しく覚える単語へ印を付ける |
10分で終わらない日は、 一文をさらに短くします。
長い文章を完成させることよりも、 毎日一つ、自分が使える表現を残すことを優先します。
タイ語日記ノートの作り方
一ページに、次の項目をまとめておくと、 後から復習しやすくなります。
____年__月__日
日本語の一文
________________
簡単にした日本語
________________
タイ語
________________
読み方
________________
新しく覚える単語
________________
翌日に言えたか
○ △ ×
新しい単語を何個も記録する必要はありません。
その日の一文を言うために、 特に必要だった単語を一つか二つ選びます。
1週間のタイ語日記例
| 日 | 一文のテーマ | 覚える表現 |
|---|---|---|
| 月 | 今日の仕事 | 忙しい、疲れる |
| 火 | 食べたもの | 食べる、おいしい |
| 水 | 家族との出来事 | 話す、会う、電話する |
| 木 | 今日の気持ち | 楽しい、心配、うれしい |
| 金 | 明日の予定 | 行く、する、起きる |
| 土 | 好きなこと | 好き、見る、聞く |
| 日 | 一週間の振り返り | できる、難しい、続ける |
日記に書いた文を実際の会話で使う
タイ語日記の最終目的は、 きれいなノートを作ることではありません。
書いた文章を、実際の会話で使えるようにすることです。
タイ人と話す機会があれば、 日記に書いた出来事をそのまま話題にします。
会話する相手がいない場合でも、 一人で質問と答えを作ることができます。
質問:今日はどうだった?
คำถาม:วันนี้เป็นอย่างไรบ้าง
答え:今日はとても忙しかった。
คำตอบ:วันนี้ยุ่งมาก
毎日一文でも、 30日続ければ30個の「自分について話せる文章」が残ります。
タイ語日記で失敗しやすいこと
1.日本語をそのまま長文で訳す
日本語の複雑な一文をそのまま翻訳すると、 現在の自分には使いにくいタイ語になることがあります。
最初に短い日本語へ分けます。
2.翻訳結果を写して終わる
どの言葉が何を意味するか分からなければ、 翌日に同じ文章を作れません。
単語と語順を確認し、声に出します。
3.一日に多くの単語を覚えようとする
一文から出てきた単語をすべて暗記しようとすると、 復習量が増えすぎます。
会話で使いたい単語を一つか二つ選びます。
4.間違いを恐れて書かない
最初から完全に自然なタイ語を書くのは簡単ではありません。
まず現在の知識で文章を作り、 辞書や教材で確認しながら修正します。
5.数日書けないとやめる
毎日続けられない週があっても、 それまで作った文章が無駄になるわけではありません。
再開する日は、新しい文を作る前に、 過去の一文を一つ音読するだけでも構いません。
ミニノート勉強法と組み合わせる
日記を書く中で、 タイ語にできなかった言葉や、 本当に言いたかった表現が見つかります。
その表現を小さなノートへ記録し、 次の会話で使う方法は、 私がタイ語を話せるようになるまでに実践した勉強法とも相性がよいです。
まとめ
初心者がタイ語日記を続けるために、 長い日記を書く必要はありません。
2.長い日本語を短く簡単にする
3.タイ語を調べ、単語と語順を確認する
4.完成した文を声に出して読む
5.新しい単語は一つか二つに絞る
6.翌日に日本語だけを見て思い出す
7.実際の会話で使う
自分の日記に出てくる言葉は、 自分の生活で使う可能性の高い言葉です。
まずは今日の日記から一文だけ選び、 短いタイ語へ変えるところから始めてみてください。
※タイ語の表現は、場面、話し手、相手との関係によって変わることがあります。辞書、音声教材、タイ語話者などを利用して確認してください。
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