タイ文字を勉強していて、 私が特に混乱したのが、 ผ・พ・ฝ・ฟ の4文字でした。
形がかなり似ています。
ผ พ ฝ ฟ
順番に並んでいると分かっても、 一文字だけ突然出てくると、
「これはポー?フォー?」
「こっちだったっけ?」
と迷ってしまいました。
でも、この4文字は 4つを別々に丸暗記するより、 2つのルールで整理した方が分かりやすい です。
先に結論
ผ・พ = ph の音
ฝ・ฟ = f の音
そして、
ผ・ฝ = 高子音字
พ・ฟ = 低子音字
この「音」と「字類」の2方向で整理すると、 4文字がかなり見分けやすくなります。
ผ・พ・ฝ・ฟを4文字まとめて整理
| 文字 | 文字名 | 主な音 | 字類 |
|---|---|---|---|
| ผ |
ผ ผึ้ง phɔ̌ɔ phʉ̂ŋ 「ポー・プン/蜂」 |
ph | 高子音字 |
| พ |
พ พาน phɔɔ phaan 「ポー・パーン/脚付きの盆」 |
ph | 低子音字 |
| ฝ |
ฝ ฝา fɔ̌ɔ fǎa 「フォー・ファー/ふた」 |
f | 高子音字 |
| ฟ |
ฟ ฟัน fɔɔ fan 「フォー・ファン/歯」 |
f | 低子音字 |
覚え方① ผ・พはph、ฝ・ฟはf
まず、 形ではなく音で2組に分けます。
ผ・พ = ph
ฝ・ฟ = f
つまり、
ผ と พは、 どちらも息を伴う ph 系の音。
ฝ と ฟは、 どちらも f の音です。
私は最初、 4文字すべてを別々に覚えようとしていました。
でも、
「まずph組とf組に分ける」
だけで、 覚える負担がかなり減りました。
覚え方② ผ・ฝは高子音、พ・ฟは低子音
次に、 声調規則に関係する 字類で分けます。
高子音字
ผ ฝ
低子音字
พ ฟ
つまり、この4文字は 次のような2×2で整理できます。
| ph | f | |
|---|---|---|
| 高子音 | ผ | ฝ |
| 低子音 | พ | ฟ |
この表を一度理解すると、 4文字をバラバラに覚える必要がなくなります。
形ではどう見分ける?
次は、 実際の文字の形を見ます。
ผとฝの違い
ผ ฝ
この2文字は同じ高子音グループです。
標準的な書体では、 ฝの方に上へ長く伸びる線がある と見ると区別しやすくなります。
つまり、
ผ = 棒なし
ฝ = 棒あり
という見方です。
พとฟの違い
พ ฟ
こちらも同じ考え方です。
พ = 棒なし
ฟ = 棒あり
と考えると、 見分けやすくなります。
つまり、 fの文字であるฝ・ฟには、 上へ伸びる部分がある と覚えても構いません。
もう一つのポイントは「文字の頭」
標準的なループのあるタイ文字では、 文字を書き始める 小さな丸・ループの位置や向き も重要です。
ผ・ฝと พ・ฟでは、 この文字の頭の入り方が違います。
そのため、
「棒があるか」 だけでなく、 文字がどこから始まっているか も見るようにすると、 より正確に区別できます。
ただし、 スマホや看板で使われる現代的なフォントでは、 丸い部分が省略されることもあります。
最初は標準的な書体で形を覚え、 そのあとで違うフォントを見る方が混乱しにくいです。
4文字を単語の中で見てみよう
文字だけで覚えたら、 次は実際の単語で確認します。
ผ|ผึ้ง
ผึ้ง
phʉ̂ŋ
「蜂」
พ|พาน
พาน
phaan
「脚付きの盆・台」
ฝ|ฝา
ฝา
fǎa
「ふた」
ฟ|ฟัน
ฟัน
fan
「歯」
一文字だけを何度も眺めるより、 代表語とセットで覚えた方が、 私は思い出しやすくなりました。
私が実際にやった復習法
この4文字を覚えるとき、 私はノートに次のように ランダムに書いて確認しました。
ฟ ผ พ ฝ
コーカイ表の順番で、
ผ → ฝ → พ → ฟ
と覚えているだけでは、 一文字だけ突然出てきたときに迷います。
そこで、 順番を毎回変えます。
そして一文字ずつ、
① phかfか
② 高子音か低子音か
③ 文字名は何か
を答えます。
この方法で確認すると、 「順番を覚えただけ」なのか、 本当に文字を見分けられているのかが分かります。
1分チェック|4文字を見分けられる?
最後に、 次の4文字を見て答えてみてください。
ฝ พ ฟ ผ
答えは、
ฝ = f・高子音
พ = ph・低子音
ฟ = f・低子音
ผ = ph・高子音
です。
迷った文字があれば、 その2文字だけを横に並べて、 違いをもう一度確認してみてください。
まとめ|4文字ではなく「2×2」で覚える
ผ・พ・ฝ・ฟは、 最初は本当によく似て見えます。
でも、 4文字を別々に丸暗記する必要はありません。
音では、
ผ・พ = ph
ฝ・ฟ = f
字類では、
ผ・ฝ = 高子音
พ・ฟ = 低子音
という2×2で整理できます。
さらに、
ผ・พ = 上へ伸びる棒なし
ฝ・ฟ = 上へ伸びる棒あり
という形の違いも合わせて確認すると、 かなり見分けやすくなります。
私自身、 「苦手な4文字」として何度も間違えました。
だからこそ、 分からない文字だけを集め、 横に並べて比べる方法が役立ちました。