タイ文字の練習を始めた頃は、 子音字を一通り確認するだけでも時間がかかりました。
似た形の文字が多く、 前に覚えた文字へ何度も戻りながら進めていたからです。
しかし、短時間でも練習を続けていると、 一通り確認するまでの時間が少しずつ短くなりました。
最終的には、以前よりずっと短い時間で、 子音字全体を確認できるようになりました。
この経験から私が感じたのは、 タイ文字を早く覚えるために必要なのは、 一日だけ長時間勉強することではないということです。
私に合っていたのは、 毎日短時間で全体を一周し、間違えた文字だけを詳しく復習する方法 でした。
タイ文字を覚えるときは、毎回すべての文字に同じ時間をかける必要はありません。
まず全体を短時間で一周し、
・すぐ読めた文字
・迷った文字
・読めなかった文字
に分けます。
その後、迷った文字と読めなかった文字だけを練習すると、 限られた時間を苦手部分へ集中させられます。
練習時間が短くなったのは上達の一つのサイン
最初は、一文字ずつ形と読み方を確認しながら進むため、 全体を一周するだけでも時間がかかります。
しかし、見慣れた文字が増えると、 すぐに答えられる文字へ使う時間が短くなります。
私も練習を始めた頃は、 文字を見るたびに考え込んでいました。
それが、繰り返し練習するうちに、 一部の文字は見た瞬間に読み方が浮かぶようになりました。
その結果、子音字全体を確認する速度も上がっていきました。
ただし、速く一周すること自体が目的ではありません。
見ただけで分かったつもりになり、 読み方や文字名を確認しないまま進んでは意味がありません。
速度は、覚えた文字が増えたかどうかを確認する 一つの目安として使います。
私が行った「タイ文字1周練習」
1周練習とは、 子音字の一覧や教材を最初から最後まで確認し、 現在覚えている文字と苦手な文字を分ける練習です。
すべての文字を何度も書くのではなく、 まず一度ずつ確認します。
1.タイ文字の一覧表または教材を用意する
2.一文字ずつ見て、読み方を声に出す
3.すぐ答えられた文字には○を付ける
4.迷った文字には△を付ける
5.答えられなかった文字には×を付ける
6.一周後、△と×の文字だけを書いて復習する
○の文字を毎回何十回も書く必要はありません。
○の文字は短く確認し、 △と×の文字に多くの時間を使います。
これにより、学習時間が短い日でも、 自分に必要な練習を優先できました。
1周練習で確認する3つのこと
1.文字を見て音が出るか
タイ文字を見たときに、 読み方や文字名を思い出せるか確認します。
答えを見れば分かる状態と、 何も見ずに答えられる状態は異なります。
数秒考えても出てこなければ、 △または×として後から復習します。
2.似た文字と区別できるか
一つの文字だけを見れば答えられても、 似た文字と並べると迷う場合があります。
迷った文字は、似ている文字と同じページへ書き、 丸の位置や線の向きを比較します。
似た文字を別々に練習するよりも、 一緒に見比べた方が違いを整理しやすくなりました。
3.見本なしで書けるか
読めるようになった文字でも、 見本を隠すと書けないことがあります。
毎回すべての文字を書く必要はありませんが、 △と×になった文字は、見本を閉じて書いてみます。
書けなかった部分を確認し、 その場で数回だけ丁寧に書き直します。
毎日10分で行う1周練習
長時間勉強できない日でも続けられるように、 一回の練習を10分程度に分けます。
| 時間 | 取り組むこと |
|---|---|
| 4分 | 子音字を一通り見て、読み方を声に出す |
| 2分 | △と×の文字を、似た文字と並べる |
| 2分 | 見本を隠して、苦手な文字を書く |
| 2分 | 読み方を確認し、翌日復習する文字を決める |
最初は4分で一周できなくても問題ありません。
10分で終わらない場合は、 一日に確認する範囲を半分に分けます。
大切なのは、制限時間に追われることではなく、 学習を始める負担を小さくすることです。
練習時間を簡単に記録する
私は、タイ文字を一通り練習する速度が上がったことで、 少しずつ定着していることを実感できました。
そこで、毎日細かい学習記録を書く代わりに、 次の3点だけを記録すると進歩が分かりやすくなります。
| 記録すること | 記録例 |
|---|---|
| 一周にかかった時間 | 8分30秒 |
| △だった文字の数 | 7字 |
| ×だった文字の数 | 3字 |
時間だけを競う必要はありません。
一周の時間が短くなり、 同時に△と×の文字も減っていれば、 覚えられた文字が増えていることが分かります。
前日より時間がかかった日や、 間違いが増えた日があっても問題ありません。
疲れや間隔の空き方によって、 思い出しにくい日はあります。
一日ごとの結果ではなく、 数週間単位で変化を確認します。
似ている文字は同時に復習する
1周練習の途中で迷った文字には、 似た形の文字がある場合が多くありました。
そのときは、迷った文字だけを練習するのではなく、 似ている文字も一緒に書きます。
一つの文字を覚え直すと同時に、 前に学んだ文字の復習にもなります。
生活の中にタイ文字の復習を入れる
机に向かっている時間だけが、 タイ文字の勉強ではありません。
私はタイで生活していたため、 街中の看板、店の商品、道路標識などに書かれている文字も できる範囲で読むようにしました。
教材では読めた文字でも、 実際の看板や商品パッケージでは書体や大きさが異なり、 すぐに読めないことがあります。
そこで、すべての意味を理解しようとせず、 まず覚えた文字を一つ見つけることから始めました。
1.看板や商品から、知っている文字を一つ探す
2.分かる範囲で声に出して読む
3.読めなかった部分を写真やメモに残す
4.帰宅後に教材や辞書で確認する
5.翌日、もう一度その文字を読む
こうすると、 「勉強時間を新しく作らなければならない」 という負担が小さくなります。
移動中や買い物中に見た文字が、 短い復習問題になります。
日本にいても生活内復習はできる
日本では、街中でタイ文字を見る機会が少ないかもしれません。
その場合は、次のようなものを利用できます。
・タイの食品パッケージ
・タイのニュースサイトの見出し
・タイ語設定にしたSNSの短い投稿
・タイ旅行で撮影した写真
・タイ語絵本の表紙や短い見出し
長い文章をすべて読む必要はありません。
一日に一つ、 覚えたタイ文字を実物の中から見つけるだけでも、 教材以外の書体に慣れる練習になります。
1週間の練習例
| 日 | 机上の練習 | 生活内復習 |
|---|---|---|
| 月 | 子音字を一周する | 商品から知っている文字を探す |
| 火 | △と×の文字を復習する | タイ語の見出しを一つ見る |
| 水 | 似た文字を並べて比較する | 看板や写真から文字を探す |
| 木 | 子音字をもう一度一周する | 読めなかった文字をメモする |
| 金 | 見本を隠して苦手文字を書く | メモした文字を確認する |
| 土 | 短い単語の中で読む | タイの商品や絵本を読む |
| 日 | 時間と間違えた数を記録する | 一週間で見つけた文字を振り返る |
継続するために完璧を求めすぎない
毎日すべての文字を完璧に書こうとすると、 練習を始めること自体が重くなります。
忙しい日は、一周せず、 前日に間違えた文字を3字確認するだけでも構いません。
一日できなかった場合も、 次の日に二日分を取り戻そうとせず、 普段の量から再開します。
私も、毎日同じ量を続けられたわけではありません。
それでも完全にやめず、 短い練習へ戻ることで、少しずつ確認速度が上がりました。
・苦手な文字を3字見る
・一文字だけ見本なしで書く
・商品や画面から知っている文字を一つ探す
・昨日間違えた文字の音を確認する
早く覚えようとして失敗しやすいこと
1.一周の速度だけを上げる
読み方を曖昧にしたまま先へ進んでも、 覚えたことにはなりません。
すぐ答えられない文字には△を付け、 後から必ず確認します。
2.すべての文字を同じ回数書く
すでに覚えた文字へ多くの時間を使うと、 苦手な文字の練習時間が減ります。
○の文字は短く確認し、 △と×へ時間を使います。
3.机に向かわないと勉強できないと思う
看板、商品、スマートフォンの画面など、 身の回りにあるタイ文字も練習に使えます。
完全な文章を読もうとせず、 知っている文字を一つ探すところから始めます。
4.一日休んだだけで計画をやめる
学習が途切れた日は、 失敗ではありません。
次の日に最低ラインの練習から戻れば、 そのまま継続できます。
タイ文字を順序立てて学びたい人へ
一覧表だけでも練習できますが、 子音字、母音、声調などを順番に学ぶ場合は、 練習問題と復習が入った教材を併用すると進めやすくなります。
私が実際に使用し、 独学でも復習しながら進めやすいと感じたのが、 『挫折しないタイ文字レッスン』です。
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まとめ
私がタイ文字を覚える速度を上げるために行ったのは、 長時間の特別な練習ではありません。
毎日短時間で全体を確認し、 苦手な文字だけを繰り返しました。
2.○・△・×で理解度を分ける
3.△と×の文字だけを詳しく復習する
4.似ている文字を一緒に練習する
5.一周の時間と間違えた数を記録する
6.看板や商品を生活内の復習問題にする
7.忙しい日は最低ラインだけ行う
最初は時間がかかっても、 見た瞬間に分かる文字が増えると、 全体を確認する負担は少しずつ小さくなります。
勉強だけを特別な作業にせず、 生活の中でタイ文字を見つけることも、 私には続けやすい復習方法でした。
※学習時間や習得速度には個人差があります。正確な文字名や発音は、信頼できる教材や音声で確認してください。