タイ語の単語をある程度覚えてくると、次に難しくなったのが
「似た意味のタイ語をどう使い分けるか」でした。
辞書を見ると、日本語では同じような意味が書いてある。
でも、実際の会話では「どちらを使えば自然なのか」が分からない。
そんな時期に、私がかなり面白いと感じて使っていたのが、
岡滋訓さんの『タイ語の覚え方・使い方Book2』です。
実際に勉強していた頃は、気になったページへ付箋を貼っていたので、
読み進めるほど付箋が増えていきました。
先に結論
この本は、タイ語を完全にゼロから始めるための最初の1冊というより、基本的なタイ語を少し学んだ後、「単語の意味は分かるのに使い分けが分からない」と感じ始めた人に特に面白い教材だと思います。
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『タイ語の覚え方・使い方Book2』はどんな本?
普通の単語帳は、
タイ語 → 日本語訳
という形で覚えるものが多いと思います。
もちろん、それも必要です。
ただ、タイ語を実際に使おうとすると、日本語訳だけでは分からないことが出てきます。
- 似た意味の単語はどう違うのか
- どの場面で使うのか
- 日本語では同じ訳でも、タイ語では何が違うのか
- 一緒に使われやすい言葉は何か
この「日本語訳の先」に興味が出てきたとき、この本が面白くなりました。
私が特に感じた魅力
単語を一対一で丸暗記するというより、似た言葉を比べながら「語感」を育てていく感覚があります。
私が「これは面白い」と感じた使い分け
昔の記事でも書いていたのが、次の2つです。
| タイ語 | 発音 | 大まかな意味 |
|---|---|---|
| ลางาน | laa ngaan | 仕事を休む・休暇を取る |
| หยุดงาน | yùt ngaan | 仕事を休む・仕事を止める |
カタカナの目安:
- ลางาน:ラー・ガーン
- หยุดงาน:ユット・ガーン
日本語にすると、どちらも「仕事を休む」と訳せる場面があります。
しかし、まったく同じではありません。
ลา には、許可を得て仕事などを一時的に休む「休暇を取る」という意味があります。
一方、หยุด は基本的に「止まる・止める・休む」という広い意味を持つため、หยุดงาน は文脈によって「仕事を休む」「仕事を止める」といった意味になります。
ここが単語帳との違い
「日本語ではどちらも仕事を休む。でもタイ語では同じではない」と気付くと、単語をただ暗記する勉強から一段進めます。
※カタカナは大まかな読み方の補助です。声調、母音の長短、末子音まで正確に表すものではありません。
付箋が増えた理由
私は、この本を最初から最後まで一度読んで終わりにはしませんでした。
読んでいて、
- 知らなかった使い方
- 自分が混同していた単語
- 実際の会話で使ってみたい表現
- もう一度確認したい説明
が出てくるたびに付箋を貼っていました。
そのため、勉強するほど付箋が増えていきました。
でも、この本はそれでいいと思います。
一度読んですべて覚える本というより、何度も戻りながら、
自分の中のタイ語の使い分けを増やしていく本として使う方が、私には合っていました。
私ならこう使う|3ステップ
1.全部覚えようとしない
面白い説明が多いからといって、最初から全部暗記しようとすると大変です。
まずは、
「自分もこの2つの違いが分からなかった」
というところだけ拾います。
2.自分の例文を1つ作る
説明を読んで納得したら、その単語を使って自分の生活に関係する短い文を作ります。
例えば、ลางาน を覚えるなら、
วันนี้ผมลางานครับ
発音:wan-níi phǒm laa ngaan khráp
カタカナ:ワンニー・ポム・ラーガーン・クラップ
意味:今日は仕事を休みます。
自分が実際に言いそうな文にすると、単語だけで覚えるより使う場面を想像しやすくなります。
3.翌日、説明を見ずに違いを言う
翌日に本を開く前に、
「ลางาน と หยุดงาน はどう違った?」
と自分へ質問します。
完璧な説明ができなくても構いません。
一度自力で思い出してから本を見直すと、自分が分かっていない部分がはっきりします。
どんな人におすすめ?
| タイプ | おすすめ度 |
|---|---|
| 基本単語は少し分かるが、使い分けに迷う | かなりおすすめ |
| 単語を日本語訳だけで暗記するのが苦手 | おすすめ |
| 似た表現のニュアンスを知りたい | かなりおすすめ |
| タイ語を今日初めて勉強する | まず基礎教材から |
Book1とBook2、どちらから始める?
完全初心者で、まず語彙そのものを増やしたいなら、私はBook1から入る方が分かりやすいと思います。
一方で、ある程度勉強して、
- 日本語訳だけでは違いが分からなくなってきた
- 似た単語を使い分けたい
- もっと自然にタイ語を使いたい
と感じているなら、Book2を読む面白さが増します。
現在も購入できる?
『タイ語の覚え方・使い方Book2』は現在もAmazonの商品ページがあり、電子版や紙の版を確認できます。
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まとめ|単語の「意味」から「使い分け」へ
タイ語を始めたばかりの頃は、まず単語の意味を覚えるだけで精一杯でした。
しかし、少し話せるようになると、
「意味は分かる。でも、どちらを使えば自然なんだろう?」
という新しい壁が出てきます。
『タイ語の覚え方・使い方Book2』は、私にとって、その壁を面白くしてくれた教材の一つでした。
付箋を貼り、戻り、違いを確認し、実際の会話で使ってみる。
単語数をただ増やすだけではなく、タイ語の語感を少しずつ育てたい人には、一度チェックする価値のある本だと思います。
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