2015年3月8日日曜日

【街で覚えるタイ語】タイのトイレの張り紙は何て書いてある?


教科書ではなく、タイの生活の中にある本物のタイ語を読んでみます。

タイのトイレに入ったとき、壁に貼られた注意書きが気になりました。

タイ語、日本語、英語が並んでいます。

日本語を読めば内容はすぐ分かります。

でも、それでは少しもったいない。

タイ語を勉強しているなら、先にタイ文字を見て、どこまで意味を推測できるか試してみたくなりませんか。

私がこの写真を撮った当時は、読める単語と読めない単語が混ざっていました。

「ガルナー」「ヤー」「ティン」は分かる。

でも、その先は自信がない。

そんな状態でした。

今振り返ると、この一枚には、タイの街で何度も使える便利な表現が詰まっています。

まずは3秒タイ語クイズ

กรุณาอย่าทิ้งกระดาษทิชชู่และผ้าอนามัยลงในโถส้วม

どんな意味だと思いますか?

答えは「トイレに紙や生理用品を捨てないでください」

タイ文字
กรุณาอย่าทิ้งกระดาษทิชชู่และผ้าอนามัยลงในโถส้วม

発音表記
kà-rú-naa yàa thíng grà-dàat thít-chûu láe phâa à-naa-mai long nai thǒo sûam

カタカナによる読み方の目安
ガルナー・ヤー・ティン・クラダート・ティッチュー・レ・パーアナーマイ・ロンナイ・トースアム

日本語の意味
トイレットペーパーや生理用品を便器の中に捨てないでください。

カタカナは、初心者が音をつかむための補助です。

タイ語の声調や母音の長さを完全には表せないため、最終的には実際の音声でも確認してください。

長い文章に見えるけれど、実は知っている単語が多い

タイ文字は単語と単語の間に空白を入れないことが多いため、初心者には一つの長い暗号のように見えます。

しかし、区切ると意味が見えやすくなります。

กรุณา / อย่า / ทิ้ง / กระดาษทิชชู่ / และ / ผ้าอนามัย / ลงใน / โถส้วม

タイ語 発音 読み方の目安 意味
กรุณา kà-rú-naa ガルナー どうぞ~してください
อย่า yàa ヤー ~しないで
ทิ้ง thíng ティン 捨てる
กระดาษทิชชู่ grà-dàat thít-chûu クラダート・ティッチュー ティッシュペーパー
และ láe そして、~と
ผ้าอนามัย phâa à-naa-mai パー・アナーマイ 生理用品、生理用ナプキン
ลงใน long nai ロン・ナイ ~の中へ
โถส้วม thǒo sûam トー・スアム 便器

旧記事を書いたとき、私はกรุณา、อย่า、ทิ้ง、กระดาษあたりまでは分かりました。

しかし、文章全体を正確に区切るところまではできていませんでした。

分からなかったことも隠さずに残っているのが、独学記録の面白いところだと思います。

これだけ覚えたい「กรุณาอย่า+動詞」

この張り紙から、初心者が最も持ち帰りたい形は次の部分です。

กรุณาอย่า + 動詞

どうか~しないでください

อย่าだけでも「~しないで」という禁止を表せます。

その前にกรุณาを置くと、公共施設の注意書きなどで使われる丁寧な依頼になります。

一つの張り紙を読めるようになるだけで、別の場所にある注意書きも少し読めるようになります。

タバコを吸わないでください

กรุณาอย่าสูบบุหรี่

kà-rú-naa yàa sùup bù-rìi

ガルナー・ヤー・スープ・ブリー

タバコを吸わないでください。

大きな音を出さないでください

กรุณาอย่าส่งเสียงดัง

kà-rú-naa yàa sòng sǐiang dang

ガルナー・ヤー・ソン・シアン・ダン

大きな音を出さないでください。

触らないでください

กรุณาอย่าจับ

kà-rú-naa yàa jàp

ガルナー・ヤー・ジャップ

触らないでください。

この形を知っていると、ホテル、駅、病院、店などにある注意書きの意味を予想しやすくなります。

「ห้าม」との違いは?

タイの看板では、ห้ามという言葉もよく見かけます。

表現 読み方 ニュアンス
กรุณาอย่า ガルナー・ヤー どうか~しないでください
ห้าม ハーム 禁止、~してはいけない

ห้ามの方が、禁止事項を短く強く示す表現です。

「禁煙」「立入禁止」「駐車禁止」などの標識でよく使われます。

一方、写真のようなกรุณาอย่าは、禁止の内容を丁寧にお願いする言い方です。

街のタイ語は、教科書より記憶に残ることがある

教科書の例文は、ページを閉じると忘れてしまうことがあります。

しかし、旅行先や生活の中で実際に見た言葉には、場所や出来事の記憶が残ります。

「あのトイレに書いてあった言葉だ」

「駅の入口でも同じ単語を見た」

という体験が、思い出すための手掛かりになります。

私もタイ文字を覚え始めた頃、看板、道路標識、商品パッケージなどを短い問題として読むようにしていました。

全部を翻訳する必要はありません。

一枚の張り紙から、知っている単語を一つ見つけるだけでも十分です。

写真を見つけたら行う「30秒タイ語」

街で看板を見つけたときの5ステップ

  1. 知っている文字や単語を一つ探す
  2. 文章を短いまとまりに区切る
  3. 分かる単語だけから内容を予想する
  4. 写真を撮り、後で読み方と意味を確認する
  5. 次に同じ単語を見つけたら答え合わせをする

その場で辞書を開いて、すべて理解しようとしなくても構いません。

急いでいるときは写真だけ撮り、後から一語だけ調べます。

街を歩く時間が、そのままタイ文字の復習時間になります。

初心者が注意したい3つのこと

聞こえた音だけでタイ文字を決めない

似た音に聞こえる単語があるため、写真に写った文字や信頼できる辞書でも確認します。

一語ずつ直訳しすぎない

単語の意味を調べた後は、文章全体が日本語として何を伝えているのか考えます。

カタカナを最終的な発音にしない

カタカナは入口として便利ですが、声調や母音の違いを正確には表せません。

実際に話す表現は、音声でも確認します。

この一枚から覚える4語

文章全部を覚えるのが大変なら、今回は次の4語だけでも構いません。

กรุณา|ガルナー|どうぞ~してください

อย่า|ヤー|~しないで

ทิ้ง|ティン|捨てる

กระดาษ|クラダート|紙

次にタイへ行ったとき、この4語のどれかを探してみてください。

空港、駅、ホテル、ショッピングモールなどで、意外なほど早く再会できると思います。

まとめ|トイレの張り紙も立派なタイ語教材になる

以前の私は、この張り紙を見て、読める部分と分からない部分を旧記事にそのまま書きました。

今見ると不完全です。

しかし、分からない文字に立ち止まり、写真を撮り、意味を考えたこと自体が、独学の大切な過程でした。

今回の中心表現は、

กรุณาอย่า + 動詞

どうか~しないでください

です。

教科書を開く時間がない日でも、街にある看板を一つ読むことはできます。

タイ語を勉強するために、日常生活と切り離された特別な時間だけを用意する必要はありません。

トイレの張り紙も、駅名も、コンビニの商品も、見方を変えればすべてタイ語教材になります。

次にタイ文字を見つけたら、すぐ日本語訳を見る前に、まず知っている一文字を探してみてください。

▶ タイ文字はいつから勉強する?会話と並行して始めるメリット

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